滋賀県湖南市のリフォーム・ガーデン・太陽光発電のお店

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2021年3月17日屋根瓦とガルバリウム鋼板のメリット・デメリット

瓦屋根とガルバリウム鋼板のメリット・デメリット(特徴)

 

滋賀県湖南市でリフォーム・外構・塗装・太陽光発電工事を営んでいるサン工房です。

リフォーム事業担当 鈴木です。

屋根工事を近日、数件行いましたので、瓦屋根とガルバリウム鋼板屋根の特徴などに

ついてご紹介したいと思います。

 

まずは、瓦屋根について説明させていただきます。

 

(瓦屋根 特徴)

 

 ・瓦屋根は、耐久性に非常に優れており、50年以上もつものも多いのが一つの特徴としてあげられます。

一方で地震などの災害に弱いといわれる瓦屋根ですが、工法やメンテナンス次第で災害に強くすることも可能です。

 

メリット

・他の屋根材と比べて寿命が長い

・屋根の構造上、防水性が高く、遮音性が高い

・長期間にわたり色あせにくい

・一度、焼いてあるのでスレートよりも燃えにくい

 

デメリット

・重量があるので、地震などの自然災害に弱い

・台風や地震の時に瓦が落下して割れたり、不意の事故につながる危険性がある

・工事や修理の値段が高い

 

(屋根瓦の工法の紹介)

 

  • 湿式工法(葺き土の上に瓦をのせる工法)

 

・土と瓦がくっついて瓦が落ちにくくなる効果があります。

ただ、経年劣化するため、こまめなメンテナンスが必要になることと、土の分だけ屋根の重量が増えるので現在は、ほぼ行われていない工法です。

 

  • 乾式工法(桟木と呼ばれる木材に瓦の裏のツメを引っ掛け釘で固定する工法)

 

・防水シートをひいて雨水の侵入を防ぎ、釘打ちによって瓦の落下を防ぎます。現在のもっとも一般的な工法になります。

 

  • ガイドライン工法(一般社団法人日本瓦工事業連盟が定めた工法)

 

・科学的なデータをもとに設計された工法であり、震度7にも耐えられる実験結果も出ているようです。

耐震性や耐風性を重視したいにお勧めの工法となります。

 

 

(ガルバリウム鋼板 特徴)

 

メリット

  • 錆に強い

 

・金属製サイディングの中でもガルバリウム鋼板は、金属でできているにもかかわらず、非常に錆びにくいです。(錆に強いとはいえ、絶対に錆びないわけではありません

 

  • 長期耐久性が高い

 

・亜鉛メッキ鋼板の犠牲防食機能とアルミメッキ鋼板の長期耐久性を併せ持つため、特に酸性雨に強い。

例えば、海岸地域でトタンと比較して3~6倍の寿命が期待できるそうです。

トタンであれば、5~10年程度だったところが、ガルバリウム鋼板の場合は、

10~20年と長寿命化しています。

(メンテナンスフリーといわれる方も多いですが、そこまで強い素材ではありません。)

 

  • 軽量で耐震性が高い

 

・金属にもかかわらず、ガルバリウム鋼板は非常に薄い板で(1~3㎜ほど)のため、サイディングなどと比較しても圧倒的に軽くて丈夫で、地震にも強い外装材になります。

・人間でも頭が重いとフラフラしやすいように、屋根の重さによって必要となる耐力壁の量が大きく変わります。屋根が軽い方が必要壁量が少なくて済み、耐震性が良いということになります。

また、地震の力は建物の重さによって決まります。地震で発生する力を計算する式は「層せん断力係数×当該階より上の建物の重さ=地震力」となるため、建物自体が軽いほどに耐震性が良くなります。

 

  • デザイン性が良い

 

・薄くて着色性が高いため、建築家によって多用されています。また、黒など他の建材では実現しづらい暗色系カラーが存在しており、印象的な外観を演出できます。

  • 熱反射率に優れる

 

・トタンと比べて、太陽熱の日射熱反射率が高く、特に夏季には表面温度、室内温度を抑えることができます。

 

  • 耐熱性が高い

 

・メッキ層中アルミニウムの含有率が、質量比で55%、容積比で80%と高いため、アルミメッキに鋼板に近い耐熱性を持っています。

外装材を黒色などの暗色にできる理由がここにあります。

 

デメリット

  • 初期費用が高め

 

・施工費が他の外装材よりも若干高めになります。

ガルバリウム鋼板の屋根や外壁は、デリケートな建材の為、施工時に他の金属と接触させないように気をつけたり(ほかの金属に触れると錆びやすい性質)、湿気を通さないため、別に湿気を逃がす工夫が必要であったりと、施工時に注意が必要な分、施工コストが高くつきやすいものになります。

 

  • メンテナンス費用が高め

 

・「ガルバリウムは、メンテナンスフリーです」という方がいますが、メンテナンスは必要な建材です。

必ずメンテナンスは必要で、素材によってメンテナンスの頻度が異なるだけです。

ガルバリウム鋼板も耐久性が高いとはいえ、定期的にメンテナンスを行う必要性があります。(10~20年で各メーカーや素材により異なります)

またガルバリウム鋼板は、その特性上、汚れなどが付着しづらいため、塗装のりも悪くなります。塗装を行う際は、施工に慣れた技術の高い業者に依頼する必要があります。

 

  • 見た目の好みがわかれる

 

・デザイン性があり、ソリットな印象がかっこいいという方もいれば、トタンみたいでイマイチだという方もおり、好き嫌いが分かれる部類の外装材になるかと思います。

(個人的にはシュとしたデザインがかっこいいと思いますが。)

 

  • 錆びにくいが錆びないわけではない

 

・全く錆びないわけではなく、特に塩害に弱いので、海に近い地域では特に注意が必要になります。

長々と特徴等を挙げさせていただきましたが、それぞれの良さや好み等もございますので、

一つの参考としていただければと幸いです。

屋根の葺き替えと共に塗装をされる(足場を設置する分が一度で済む)お客様が多くいらっしゃいますので、是非、ご要望はサン工房まで。

お待ちしております。

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