2021年1月23日室内温度を2度上げると健康寿命が4歳のびる

滋賀県湖南市で、リフォーム・外構・塗装・太陽光発電工事を行っている

サン工房です。

リフォーム事業担当　鈴木です。

【室内温度を2度上げると健康寿命が4歳のびる】という書籍を読みましたので、

ご紹介します。

 著　笠井恵理子　光文社新書　780円（税別）

全5章のうち、3章を割いて冬の寒い室内温度による健康への影響について

考察や対策について書かれています。

また、第4章は逆に室内の暑さや熱中症、第5章は温度・湿度以外の空気質や

色などの室内空気環境についての健康への影響について、それぞれの事例や

研究者の見識を総括して警鐘を鳴らし、各対策を示しています。

第1章　ルポ　『室温』で高齢者の健康を守る町

第2章　『家の寒さ』が高血圧、頻尿、不眠の原因

第3章　暖かい家にするために今日からできること

第4章　高齢者こそ『夏の断熱』を徹底せよ

第5章　仕事と勉強がはかどる空間をつくる

出版社の紹介分より抜粋

『冬の室内温度は18度以上に』　WHO（世界保健機関）が健康の観点から、このように

勧告していることをご存じでしょうか？

実は、あなたの健康は、住環境に大きく影響を受けています。

事実、【室温を2度上げると健康寿命が4歳のびる】という研究結果や、

【室温を5度上げると脳神経が10歳若くなる】という研究結果があるのです。

本書は最新のエビデンスをもとに『健康を守る家』『健康寿命をのばす家』について

考えてみます。運動や食事だけでは実現できない、新しい健康の在り方を提案します。

国際機関が健康の観点から、住宅に触れたことは画期的なニュースではないでしょうか。

イギリスでは、『家の寒さと死亡率の関係』を数十年に渡り調査し、その結果を分析し、

公表しています。

この公表の中で、【室温が18度を下回ると循環器系疾患、16度を下回るとウィルス等の

感染リスクが高まる】と指摘しています。

WHOは、この調査結果を根拠とし、勧告を出しました。

日本では、交通事故の死亡率は、年々減少傾向にあるのに対して、住宅内で何らかの

事故で死亡するケースは増加傾向にあると言われています。

つまり、外にいるよりも、家の中にいる時の方が危険だということです。

住宅内での死亡は、浴室内での溺死が40％もあり、冬場の暖房の効いたリビングと

廊下やトイレなどとの温度差は、戸建ての場合で平均15度になり、ヒートショックに

よる心筋梗塞や脳梗塞を発症し、死亡するケースも少なくありません。

また、リビング→60％・寝室、脱衣所→90％の家が18度に達していないそうです。

（国土交通省調べ）

コロナ禍で在宅時間が増えたから、というわけではありませんが、人生でもっとも多くの

時間を過ごす自宅室内の環境、温熱は、心身の健康の基礎になるものといえます。

ご自身やご家族の健康の為に、一読されることをお勧めいたします。

次回は、費用対効果の高い商品のご紹介をしていこうと思いますので、ぜひ、

ご興味のある方は、こちらへご訪問下さい。